「ワッサー」は、英語の「What’s up?」「Wassup」に由来する、「やあ」「調子どう?」に近いくだけた挨拶です。『ラヴ上等』で話題になりましたが、番組で新しく生まれた言葉ではなく、それ以前から使われていました。
『ちるライフ』のゆういちです。僕は恋愛リアリティ番組で話題になるより前に、にじさんじのローレン・イロアスさんをきっかけに「ワッサ」を知りました。「以前から聞いていたけれど、最近の流行語なの?」という疑問から、意味と広まった経緯を調べてみました。
ワッサーは「やあ、調子どう?」くらいの挨拶
会話の入り口で「ワッサー!」と言われたら、まずは気軽な挨拶として受け取れば大丈夫です。改まった「こんにちは」よりも、「よっ」「元気にしてる?」に近い距離感。相手に呼びかけて、会話を始める言葉なんですね。
ただし、日本語訳を一つに固定すると少し分かりにくくなります。軽く声をかける場面なら「やあ」、近況を聞く流れなら「最近どう?」。同じ言葉でも、前後の会話や声の調子によって、自然な訳し方が変わります。
僕が覚えるなら、「元気ですか?」という質問文より、親しい人に手を振るときの一言をイメージします。もちろん近況を答えてもよいのですが、挨拶のたびに詳しく説明しなければいけない、と構える必要はありません。
元になった英語はWhat’s up?やWassup
英語の辞書では「Wassup」は、挨拶として使う「What’s up?」の発音が変化した言葉として説明されています。「ワッサー」という音だけ聞くと独特ですが、もとをたどると、相手の様子を尋ねる身近な英語につながります。
ここで気になるのが「upは上という意味では?」という点。単語を一つずつ直訳するより、「What’s up?」をひとまとまりの表現として覚えるほうが自然です。この場面では、上に何があるかを質問しているわけではありません。
また、英語の「What’s up?」には「どうしたの?」「何かあった?」という使い方もあります。元気のない相手に理由を尋ねる場面では、単なる挨拶とは違います。配信の冒頭の呼びかけと、困っている人への質問では、同じ英語でも役割が変わるんです。
僕が知ったきっかけはローレンの「こんにちワッサ」
僕にとって「ワッサ」と聞いて思い浮かぶのは、ローレンさんです。だから、恋愛リアリティ番組で流行したという記事を読んだときは、「もっと前から使われていたよね?」と気になりました。この感覚は、時系列で見ても不思議ではありません。
2021年7月19日のローレンさんの初投稿を収録した外部アーカイブには、「こんにちワッサ」という表現が残っています。非公式のにじさんじWikiにも、同月22日の初配信での使用が記録されており、2026年の話題より前からの挨拶だと分かります。
「こんにちワッサ」は、形としては「こんにちは」と「ワッサ」を組み合わせた表現です。初投稿・初配信の経緯は外部資料に基づく紹介ですが、僕がローレンさんで知ったことと、別の番組を通じて知る人が増えたことは、両立するんですね。
『ラヴ上等』ではアリーを通じて話題に
2026年11月に確認した読売新聞のインタビュー記事では、『ラヴ上等』シーズン2に参加したラッパーの近藤アリーさんを通じて、「ワッサー」が広まった経緯が紹介されています。ここで描かれているのは、番組内での使用から注目が集まっていく流れです。
記事によると、アリーさんも、以前から先輩たちが挨拶などで使っていた言葉を自然に使うようになったそうです。番組では、共同生活の1日目に気になる相手への手紙に書いたことをきっかけに、ほかの参加者にも広がっていったと説明しています。
さらに、両手のピースでWを表すポーズや、楽曲を使ったショート動画にも話題が広がったとのこと。普段の挨拶が番組内で共有され、映像や音楽を通じて別の人にも届く。記事を読むと、言葉そのものの誕生とは違う、広まり方の話だと分かります。
「元ネタ」と「流行のきっかけ」は同じではない
「ワッサーの元ネタは誰?」と聞くと、一人の名前で答えたくなります。でも、英語由来の挨拶、ローレンさんの「こんにちワッサ」、アリーさんを通じた話題化では、指しているものが違います。どこから知ったかによって、思い浮かぶ人も変わります。
| 知りたいこと | 整理すると |
|---|---|
| 言葉の由来 | 英語のWhat’s up?やWassupに由来する挨拶 |
| ローレンとの関係 | 2021年の初投稿の外部記録に「こんにちワッサ」が登場 |
| アリーとの関係 | 報道では、2026年の『ラヴ上等』シーズン2を通じた話題化を紹介 |
| 最初に使った人 | 今回確認した資料だけでは特定できない |
アリーさん自身も、言葉を自分が作ったかのように受け取られてしまったことに触れています。だから、番組発の新語と説明するのは適切ではありません。同じように、ローレンさんが以前から使っていたことだけで、言葉全体の発祥だとすることもできません。
ゆういち僕はローレンさんから。知った入口が違うと、同じ言葉でも印象が変わりますね
ワッサ・ワッサー・ワッツアップは別の意味?
挨拶の話で出てくるなら、「ワッサ」と「ワッサー」は、まず同じ系統の表現として読めます。長音の有無だけで意味が逆になるわけではありません。ただ、人の発言を紹介するときは、その場で使われた表記を残すほうが伝わりやすいです。
| 表記 | 読み取るときの目安 |
|---|---|
| What’s up? | 元になる英語表現。挨拶や「どうしたの?」という問いかけ |
| Wassup | What’s up?のくだけた形。英語の辞書にも掲載 |
| ワッツアップ | What’s upの音をカタカナで表した形 |
| ワッサ・ワッサー | 挨拶の文脈で使われるカタカナ表記 |
| こんにちワッサ | ローレンさんに関連して知られる、日本語を交えた挨拶 |
英語で書きたいときは「What’s up?」や「Wassup」を使うと意味をたどりやすくなります。一方、ローレンさんの挨拶について話すなら「こんにちワッサ」。似た音でも、英語の表現を説明したいのか、配信の話をしたいのかで選べば十分です。
どこで使う?友達同士の軽いやり取り向き
意味が分かったら使ってみたくなりますが、距離感は大切です。「やあ」「よっ」に近いので、友達との会話や、互いにその言葉を知っているやり取りになじみます。丁寧な挨拶の代わりとして、どこでも使える言葉ではありません。
たとえば、友達とオンラインで合流するときや、気軽なメッセージの最初に添える使い方が考えられます。以下は使い方をイメージするための作例です。ローレンさんの実際の発言を引用したものではありません。
| 場面 | 使い方の作例 |
|---|---|
| 友達とゲームで合流 | 「ワッサー!今日は何からやる?」 |
| 久しぶりに連絡する | 「ワッサー、最近どうしてる?」 |
| 同じ配信の話題を共有する | 「こんにちワッサって、響きが印象に残るよね」 |
仕事の連絡や初対面の相手なら、「こんにちは」「お疲れさまです」のほうが意図は伝わりやすいですね。また、配信のコメントでは、その配信のルールや話題に合わせたいところ。挨拶だからといって、別の配信者の場で同じネタを繰り返す必要はありません。
「ワッサー」と言われたら、どう返せばいい?
日本語の会話で軽く声をかけられたなら、「ワッサー」「やっほー」「こんにちは」など、挨拶を返す感覚で考えられます。特別な決まり文句を必ず返すものではなく、相手との関係やその場の雰囲気に合わせれば大丈夫です。
英語の「What’s up?」への返事では、「Not much.」や「Nothing much.」がよく挙げられます。「特に変わりないよ」くらいの意味です。「何もない」と突き放しているというより、近況を軽く返していると考えると分かりやすいですね。
| 相手の呼びかけ | 返し方の作例 | 伝わる内容 |
|---|---|---|
| ワッサー! | やっほー、待ってたよ | 挨拶に挨拶で応じる |
| What’s up? | Not much. You? | 特に変わりないよ。そっちは? |
| What’s up? | Just taking a break. | ちょっと休憩しているところ |
逆に、困った様子を見て「What’s up?」と聞かれた場合は、何があったかを答える流れになります。英語の決まった返事を覚えるだけでなく、挨拶なのか、事情を尋ねられているのかを見るのがポイント。同じ一言でも会話の続きは変わります。
知っていた言葉が、別の場所でも広まっていた
今回のニュースで僕が引っかかったのは、「ワッサー」が流行語として紹介されていたことでした。でも、以前から使われていた挨拶でも、ある番組をきっかけに知る人が増えることはあります。自分が知った時期と、話題になる時期が違っていてもおかしくないんですね。
ローレンさんから知った人も、『ラヴ上等』から知った人も、意味の入口は「やあ、調子どう?」で大丈夫です。次に耳にしたときは、挨拶なのか、その人ならではの言い回しなのかにも注目してみてください。知っている一言を、少し違う角度から楽しめそうです。





